【川内原発の運転を直ちに停止せよ!九電本店緊急要請行動速報】

本日、九州電力本店に「熊本地震の余震が続く中、川内原発1・2号機の継続運転に抗議する!川内原発の運転を直ちに停止せよ!」と緊急要請行動を行ってきました。
申し入れは、日頃連携している佐賀と福岡の5つの市民団体。
緊急の呼びかけでしたが、いつもより多い31人の方々が参加してくださいました。
冒頭、5団体の代表が並んで、一つの要請文を順番に読み上げました。

そして、わずか3日の間に集まった賛同署名(団体90団体、個人2279人)もあわせて提出。
ネットで集めた個人署名には多くのみなさんが想いをメッセージとして書いてくださいました(のちほどHPなどに掲載していきます)。
その中から、熊本の子育て中のお母さんのメッセージを石丸代表が読み上げました。

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いつ終わるかわからない地震。川内原発で福島第二原発のようなことがあったらと思うと地震からの不安だけでなく、原発への不安も加わり、1つ1つの揺れが怖くて怖くて仕方ありません。
我が家には子供が三人います。私は母親です。子供たちを守らなければいけません。
原発に何かあったとき、私はどのようにして、子供たちを守ればよいのでしょうか?
未来の人たちにこれ以上負の遺産を残してはいけないのです。
お願いです。停止してください。私たちをまもってください。
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九電は「緊急停止設定以下の揺れ以下だから問題ない」と、教科書に書いてあるような文言を繰り返すばかり。
地震の専門家が「先を見通せない」と言っているのに、どれだけ大きな地震が繰り返し起きようとも、すべて問題なく、安全なんだそうです。あるいは、その時になって対応を考えるんだそうです。
余震とその恐怖が続く中、ただただ、いったんまずは止めてくれという当たり前の思いが、どうしてどうして、ここまで通じないのでしょうか!

起きてしまった熊本地震。
次にいつどこでどれだけ巨大な災害が起こるか、誰にも分かりません。
しかし分かっているのは、予想もしなかったような自然災害は必ず起こるということ。
その時に、せめて原発だけは止めておかなければいけない。
破局的事態を避けるために、私達の想いを行動にして可視化し、さらに声を大にして、立ち上がる人の輪を広げていくしかありません。
今回の事態に際して、今、私達がどう動くかが、原発ゼロの社会を本当に実現できるかどうかの大きな節目になっているように思います。
絶対に原発を止めましょう!

※賛同いただきましたみなさん、ありがとうございました。
社長に必ず渡して、みなさんの声をちゃんと受け止めるようにと強く要請しました。


緊急要請書

熊本地震の余震が続く中、川内原発1号機2号機の原子炉継続運転に抗議する!
川内原発の運転を直ちに停止せよ!

九州電力代表取締役社長 瓜生道明様
内閣総理大臣 安倍晋三様
経済産業大臣 林幹雄様
環境大臣・原子力防災担当大臣 丸川珠代様
原子力規制委員会委員長 田中俊一様
2016年4月21日

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
今を生きる会                   
戦争と原発のない社会をめざす福岡市民の会     
東区から玄海原発の廃炉を考える会         
プルサーマルと佐賀県の100年を考える会     

4月14日夜9時26分、熊本県益城町を震源とする震度7(マグニチュード6.5)の大地震が発生しました。余震が続く中、再び16日深夜1時25分、南阿蘇村を震源とする震度6強(マグニチュード7.3)の地震が襲い、停電、断水、火事、土砂崩れ、橋崩壊、道路寸断、家やマンションの倒壊…と凄まじい被害となりました。鉄道も道路も空路もマヒし避難どころではありませんでした。余震の恐怖に、野外で一夜を越す住民がいっぱいでした。建物の下敷きになったり孤立したりと救助隊を待つしかない住民も多数いました。高齢者や障がいがある人、幼子を持つ家族や妊婦の避難は困難を極めました。あの、けたたましい緊急地震速報の音が耳から離れません。

この上に原発事故が起きればどうなっていたか、九州中のみならず日本中の人たちが怯えました。福島では、地震・津波から逃げる最中に住民に放射能が襲いかかり、被ばくを強いられることとなったことをみんな知っているからです。
しかし、九州電力は14日夜10時頃、「川内原子力発電所1、2号機とも通常運転継続中、玄海原子力発電所は停止中であり、設備点検を行ない、プラントの状態等に異常は確認されていない」と発表。「通常運転継続中」とのことに私達は仰天しました。原発には何万本という配管があります。あれだけの大きな地震が起きた直後に止めもしないで、わずかな時間でどれほどの点検を行ったというのでしょうか。

今回の地震は熊本のみならず大分でも連動して発生したり、後で起きた「余震」が「本震」とされたり、専門家の予想を超えるような動きをしています。さらに川内原発は日本列島を横断する中央構造線という大きな活断層の南端に位置しています。大地震が原発の直下で起これば、巨大な揺れに襲われ、放射能を大量に放出するような大惨事となるのは避けられません。川内原発には火山噴火が襲いかかることだってあるのです。
菅義偉内閣官房長官は16日に「川内原発を停止する理由はない」と述べました。18日には田中俊一原子力規制委員会委員長は「安全上の問題は起きない」と繰り返した上、「科学的根拠がなければ、国民や政治家が止めてほしいと言ってもそうするつもりはない」とまで述べました。未だ計り知れない地震発生状況を過小評価し、万が一の危険を想定して防ごうとしない政府と九電の傲慢な態度に私達は怒りを禁じ得ません。

熊本地震、5年前の東日本大震災を経験した私達は、原発事故が地震などとの複合災害となる可能性が非常に高いことを身をもって経験しました。「想定外」という言い訳は、もう許されません。
“第二のフクシマ原発事故”は許されません。
命を脅かし、ふるさとを奪う原発は、もう動かしてはならないのです。

今回の地震の被害を踏まえて、川内原発の運転を即刻停止するよう、以下の通り強く要請します。

■要請事項
1.九州電力川内原発1・2号機の原子炉をただちに停止し、すべての配管の状態や建屋施設について点検し、結果を明らかにすること。
2.九州電力玄海原発について、すべての配管の状態や建屋施設について点検し、結果を明らかにすること。
3.専門家の知見をもとに、起こりうる地震の規模や影響を改めて検討し、住民の命を守る「国家主導での具体的で可視的な避難計画」を策定すること。
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2016年4月21日 熊本地震緊急要請
熊本地震の余震が続く中、川内原発1・2号機の継続運転に抗議する! 川内原発の運転を直ちに停止せよ!
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報道

NHK福岡

★NHK福岡 04月22日 00時04分  (映像はなし)
川内原発 即時停止申し入れ
http://www.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160422/4681201.html

熊本県や大分県などで活発な地震活動が続いていることを受けて、原子力発電所の運転に反対する市民グループが21日に九州電力を訪れ、全国で唯一稼働している鹿児島県の川内原発をただちに停止させるよう求めました。
申し入れを行ったのは、佐賀市と福岡市にある原発の運転に反対する5つの市民グループで、30人あまりが九州電力本店を訪れ、担当者に要請書を手渡しました。
それによりますと、「今回の地震では熊本県のほか大分県でも連動して発生するなど、専門家の予想を超える動きをしており、原発の直下で大地震が起きれば、大惨事になることは避けられない」としています。
そのうえで、「東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故を繰り返さないためにも、『想定外』という言い訳は許されず、全国で唯一稼働している川内原発1号機と2号機をただちに停止させ、すべての配管の状態や建屋の施設について点検するよう求める」としています。
これに対して、九州電力の担当者は、「社内で検討したい」と答えました。
佐賀市の市民グループの石丸初美代表は、「日本中が地震の怖さにおびえ、原発への不安を感じているにもかかわらず、頑固に原発を動かそうとしていることに怒りをおぼえる。現場の人が勇気を出し、国民を守る決断をしてほしい」と話していました。
原子力規制委員会の担当者はNHKの取材に対し、「原子力規制委員会の田中俊一委員長は川内原発をめぐり『想定外の事故が起きるとは判断していない。法律上、安全上、懸念がある場合は止めることができるが、今のところ科学的根拠がない。原発の間近で大きな地震が起きたのであれば行政で止める判断もありうる』としており、その見解はいまも変わっていない」としています。
九州電力の担当者は記者団に対し、「地震を受けて地域の方が不安に思われていることは十分に認識しています。九州電力としても地震の発生直後から原発に異常がないか確認し、引き続き安全に運転できると考えています。今後も安全を最優先に安定的に電力をお届けしたい」と話していました。

朝日新聞/佐賀新聞