2月21日、『玄海プルサーマル裁判ニュース』第41号を発行しました。
福岡高裁控訴審での控訴人意見陳述ほか、避難計画の取り組みなどを掲載しています。ぜひお読みください。
次回控訴審は4/24(水)@福岡高裁です。傍聴・注目よろしくお願いします。
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『玄海プルサーマル裁判ニュース』第41号
(2024年2月21日発行)
■控訴審報告 荒川謙一・・・1
■裁判争点②行政訴訟 江口美知子・・・2
■意見陳述 吉良文江/田中雅之・・・5
鐘ヶ江進/高森清子・・・7
■避難:佐賀市回答
江口美知子/石丸初美・・・10
■福岡県避難訓練報告 荒川謙一・・・13
■離島避難訓練報告 北川浩一・・・14
■反プルサーマルの日 田口敬三・・・15
■コラム 冬野なばな・・・16
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1月17日、福岡高裁(久留島群一裁判長)にて、玄海原発控訴審口頭弁論(全基差止第9回と行政訴訟第8回)が開かれました
この日は阪神淡路大震災の日でもあり、能登半島地震でも多くの方が犠牲になられ、被災地に思いを馳せる裁判となりました。報告集会の最初に、参加者全員で黙祷をしました。
門前集会や報告集会では、これまでにもまして多くの方が発言されました。
避難計画の実効性の無さと原発震災への危機感、「明けましておめでとう」と言えない現実、地域で続けている学習会やスタンディングの報告、声を上げ続けることの大切さ、共に活動する仲間の皆さんへの感謝等々。
法廷では、鐘ヶ江進さんと高森清子さんが意見陳述をされました。
10月4日、福岡高裁(久留島群一裁判長)にて、玄海原発控訴審口頭弁論(全基差止第8回と行政訴訟第7回)が開かれました。
今回も多くの仲間が法廷に集まる中、控訴人の吉良文江さんと田中雅之さんが意見陳述を行いました。
前回の控訴人準備書面の主張に対して、国は火山巨大噴火に関する準備書面を提出、九電からはありませんでした。
裁判傍聴することも「原発反対!」の意思表明です。
次回以降も、多くのみなさんの傍聴・注目をよろしくお願いします。
◆今後の口頭弁論日程
2024年1月17日(水)14:30~
4月24日(水)14:30~
7月3日(水)14:30~
5月31日、福岡高裁(久留島群一裁判長)にて、玄海原発控訴審口頭弁論(全基差止第7回と行政訴訟第6回)が開かれました。
今回、いつも以上にみんなで傍聴呼びかけを強めたところ、初参加の方も多く、約70名が門前集会から集まりました。
法廷では控訴人側から、地震、火山、避難計画に関する準備書面を提出。弁護団がそのポイントを陳述しました。
避難計画については、市民団体として取り組んだ避難受入先自治体アンケート結果報告書を証拠として提出。自治体が放射能基準を知らされていないことなど、避難計画の実効性のなさを数字で明らかにしました。
また、控訴人の松原学さんと荒木龍昇さんが意見陳述を行いました。
2月8日、福岡高裁(久留島群一裁判長)にて、玄海原発控訴審口頭弁論(全基差止第6回と行政訴訟第5回)が開かれました。
門前集会では各地から集った仲間たちが、それぞれ心に響くアピールをしました。
法廷では、国が基準地震動に関する準備書面を提出。
控訴人側からは、江口美知子・本会副事務局長が意見陳述を行いました。
11月9日、福岡高裁(久留島群一裁判長)にて、玄海原発全基差止控訴審第5回口頭弁論が開かれました。約40人の仲間が福岡高裁に傍聴に集まりました。
前回、裁判長は被控訴人・九州電力に対して、控訴人の主張と噛み合った主張を出すよう求め、今回九電は避難計画に関する準備書面2を出してきました。実質的なものとは言い難い内容であり、次回、私達控訴人は反論、意見書を出すことにしています。
控訴人側からは、訪問介護ヘルパーである永野浩二・本会事務局長が、在宅の介護現場の様子を紹介しながら原発避難が極めて困難であり、「最後まで自宅で暮らしたい」という高齢者の人生最後の願いを原発事故は粉砕するものだと指摘し、即時停止を訴えました。