【佐賀市議会、九電主催の住民説明会開催を求める意見書案、否決】


佐賀市議会12月議会最終日。
11月26日付で佐賀市議会に私達の提出した陳情を受けて、白倉和子議員が中心となって5人の市議が「玄海原発再稼働について、九州電力に対して住民説明会の開催を申し入れることを求める意見書」案を提出されました。

趣旨説明で、白倉さんは--
・川内原発周辺自治体からも同趣旨の決議や陳情が採択されてきたこと...
・玄海原発で事故が起きれば、33~60キロメートルに位置する佐賀市の市民の生命、財産が脅かされ、海や大地も半永久的に脅かされる可能性がある
・市民団体から陳情書が出され、かつ、多くの市民が不安を感じるのは当然
・九電に説明会を開いてほしいとの要望に対して、「そんな要望はしなくていい」と反対する市民は果たしているのか
・要望書提出は地方自治法によって担保された議会の使命
--と、力強く訴えてくれてました。

白倉さんが席に戻ると議長が淡々と議事進行。
「討論通告はありませんので、討論を終了いたします。
 起立により採決いたします。おはかりいたします。意見書の賛成する議員は起立をお願いします」
(賛成5人、起立)
 よって本意見書案は否決されました。次に...」

反対理由の説明を誰一人行わず、あっさり否決。
白倉さんに対して「個人的には住民説明を求めたいのだが...」などと言っていた議員もいるそうです。
議会というのは市民の意見を代表して、堂々と意見をぶつけあう場ではないのか!
市民の命と暮らしが懸かっていることだというのに。
市民生活に一番身近な市議会が議論の場となっていないことに、毎回、がっかりさせられます。

原発を止め、命と暮らしを守るために、市民としっかり歩む議員とのタッグをいっそう強めていきたいと思います。