座談会レポート

2015.8.21 熊本県山都町

21日、九州本島のヘソにあたる熊本県山都町(阿蘇山の南の方)で開かれた学習会に招かれ、行ってきました。


山都町は川内原発から150キロ離れたところにありますが、事故がおきれば当然ながら、放射能に汚染される可能性があります。
20日には「山都町原発再稼働を考える会」として、町議会あてに「九電への説明会を求める陳情」を出されたそうです。
市民、学校の先生、その教え子の親子、労組関係、環境を守るために行動してきた議員の方、避難者の方などの参加者と、食事をはさんで3時間、福島の状況も踏まえながら、小さな町(議会)で声をあげていくこと、それが全国的につながっていくことが大事、というような実践的な話を一緒にすることができました。
3.11後、山都町に避難された方は「今日のような話をまわりに伝えていきたい!」ととても熱心で、パワーポイントのデータをおわたししました。


町には放水で有名な通潤橋やパワースポットといわれる幣立神宮などもあり、自然と歴史と人とが調和していて、まさに「山の都」のような町でした。
玄海全基裁判の原告募集にも、応じていただきました。
同じ志の仲間が、ご縁でどんどんつながっていくことが、本当に心強いです!


※その他の写真等はコチラから!


2013.2.2 佐賀県鳥栖市

 このところ、宗像、飯塚、鳥栖...と10数人ぐらいの方達と座談会を開いています。今日は鳥栖のみなさんと。

 玄海町の様子、佐賀であちこち動き回った時の様子をスライドで見ていただいた後、あれやこれやの話です。

 その時の初美さんの話の1つです。

 「私は意見陳述の前日、東京電力本社に電話しました。その時の東京電力の対応の酷さは、今思い出しても、ムカムカします。

 福島原発事故の加害者である罪悪感などさらさらなく、逆に福島でもない人が何を聞きたいんですかと言わんばかり。

 私は言いました。「私は九州の人間だけど福島の今の現状はひとごとではない。たから、怒りでいっぱいです。

 しかし、福島の人はそんなもんじゃないですよ。怒り通り越して疲れ果てて声も出せないでいるんですよ、わかりますか。

 私は福島の人にかわって今怒鳴っているんです。責任は誰一人とってないじゃないですか」とやり取りしました。

 裁判で意見陳述の時は、前日にそんな事があってたので、余計に怒りが込み上げてわーわーと声あげて泣きたいくらいでしたが、涙を必死にこらえました。」

 「あなたも、わからないこと、おかしいなと思うことがあったら、まずは電話してみてください。そして、そのことを友達に伝えてください!種をまく人になってください!」


2013.11.21 福岡市

原発労働者からいただいた作業手袋実物を左手に抱えて、佐賀弁丸出しでしゃべる石丸初美代表
原発労働者からいただいた作業手袋実物を左手に抱えて、佐賀弁丸出しでしゃべる石丸初美代表

この日の座談会は福岡の仲間10数人の方と。

・玄海町が労働者の車や送迎バスでいっぱいになっていて、通勤・帰宅時はラッシュになっていること

・トリチウムを10年間で824兆ベクレル放出していても九電は「安全です」といっていること

・労働者の使った手袋や作業衣などが放射性物質が付着されたままなのに原発敷地内で焼却処理されていること

・佐賀県議会で原子力規制委が「絶対に安全な状態は永久にこない」と開き直っていること

・「フィルタベントは希ガスなどは素通り。“爆発”がよかね、こそらっと出すのがよかね、という話だ。どっちもイヤと言わんば!」といった話

・・・等々、最近見聞きした話を、画像もお見せしながら、あれこれ紹介しました。

「それはどういうこと?」

「質問で追及して、ちゃんと答えないなら座り込みでもせんば!」

「私達に何がでくっとね?」

みなさんとの話は、あっちいったりこっちいったりしながら、2時間半があっという間に経ってしまいました。(交流会でさらに2時間!)

 

初美代表の言いたかったことは短く言うとこんなことです→

「難しい勉強はきりがないから、自分でできることから動いて、自分で確かめてみてください。すると、腹が立つこと、あきれることが本当に多い。だけど、あきらめるわけにはいかない。みなさんも、腹を立てに自分の住む自治体にかけあってみてください。佐賀にも来てみてください。そして、腹を立てて、それをエネルギーに変えて、まわりの人達にじゃんじゃん伝えてください!」

 

 

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2012.2.27 福岡市

さすがに1日3件の座談会は大変でした。福岡市内で3カ所。2月27日だけで30名近くの方が熱心に聞いてくださいました。 
 
石丸代表の止まらない佐賀弁丸出しの熱弁、そして手を抜かない訴えに皆さん、始終うなずきながら時には拍手あり、時には爆笑でした。
再稼働が油断できない昨今ですから、座談会で話題にしたあと
裁判ニュースのP9に掲載して貰っています、【抗議連絡先】を説明しています。
保存版で冷蔵庫にでも貼り付けて置いて欲しいともお願いしています。

 

参加された方の感想です。ありがとうございます。↓↓

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昨日は、石丸さんと遠いところお話に来ていただき、ありがとうございました。
お時間をたくさんとってしまい、申し訳ありませんでした。その後のスケジュールは大丈夫だったでしょうか?
石丸さんと皆さまのお話をお伺いし、一人の主婦として、母親として運動を続けなければならなかったということ、それを6年も地道に生活の一部として運動を継続されていることに頭が下がる思いでした。「育児の延長でやっている。子供たちに危険を残さないよう、取り越し苦労で終わらせたい」と言われたこと、本当に同感いたしました。
私自身、原発には反対という気持ちはあり、周りにも反対運動をしている人はいましたのに、どこか遠いところのことのように思っ て、活動をしている人たちにお任せしていたことを今更のように反省しています。少しずつですが、まず知ることから始めたいと思っているところです。
さっそくメールをいただき、ありがとうございます。
次の世代のためにも、空気・水・大地を汚してはいけない、何にもまして、命を大切にする社会にしなければならない、というのは、私たちが福岡でやっているネットワーク運動と同じ原点です。
これからも情報送信をよろしくお願いします。

(M.S)


2012.2.11 長崎市

 九大名誉教授のKさんも物理学者として話されました。また爆心地より2.4kmにて被曝された方は、1998年長男の第二子の孫が生後6ヶ月で突然死されたことをきっかけに、幼い孫が教えてくれた命の重みを伝えようと被爆体験講和及び、 被曝遺構案内などを続けてこられたことをお話されました。


2012.2.9 福岡県糸島市

 午前中、雪が降りしきる中、石丸代表とKで糸島の座談会に行ってきました。
開放的な古民家で自主保育をされてるママたちとそのお仲間の男性が数人。私たちは皆さんと手作りの昼食を囲み、アットホームな雰囲気の中で自己紹介から始まりました。
 
 石丸さんの力強い迫力のお話に予想外に感銘されたのは
ハンガリー人?の男性でした。
彼の持論は「なぜ日本人はすぐに行政に抗議なり、意見を言わないのか?」
           
 内面に訴える鋭い感性でした。そして石丸さんのお話に手を叩いて感動されていました。私たちはすぐに抗議の電話やFAX、メールすることがが日常化していると話すと、「スバラシイ!」とにっこり!今日ここに参加してよかったと出会いをとっても喜んでくださいました。


2012.2.4 福岡県行橋市

2月4日に行橋へ石丸代表とKが、座談会に行きました!感想文を参加者の方が送って下さいました!石丸代表の佐賀弁が聞こえてきそうな臨場感!!ありがとうございます。↓↓
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今日は、お疲れ様でした。
佐賀まで無事お帰りになりましたでしょうか?
行橋までお話に来ていただき、本当にありがとうございました。
貴重なお話、本当に迫力があり、気持ちがこもっていて、皆さんが凄く真剣に引き込まれているのを後ろから見ていても感じました。
山本太郎さんとのお話や、石丸さんのお子さんはどんな活動をされているのかとかもっとたくさんお聞きしたい事があった~(><)と、時間がなくバタバタして、聞き忘れていました(^_^;)

以下が私が書いた色々な所に流した文章です。
石丸さんの思いの半分も十分に伝わっていない駄文ですが(^_^;)

今日の学習会、とても良かったので、ご報告します。
今日、行橋市男女共同参画センターでありました石丸初美さん(玄海プルサーマル裁判の会代表)を招いての学習会に行ってきました。

会場となった会議室いっぱいの30人を超える方が来られて、真剣にお話を聞かれていました。
そして、時に石丸さんの佐賀弁でのユーモアある話しぶり、ぶっちゃけトークに笑いもあり、石丸さんのお人柄に引き込まれてあっという間に時間が経つというとても有意義な学習会でした。

約1時間のお話の後、質疑応答の時間がもたれました。
色々な方からたくさんの質問、感想がでました。

以下の石丸さんのお話の部分は一字一句石丸さんの言葉と一致とうのではなく、私がお話を要約したものです。

石丸さんは4人のお子さんを持たれた主婦として、「原発反対の運動を特別なものとしてじゃなく、生活者としての立場として、育児の一貫、命の問題、ただた だ命を守りたいという気持ちで動いています。原発はウラン発掘から最後の最後まで人の命を命と思わない物の上に成り立っています。本当にとんでもない!後 の世代に被曝労働、放射性廃棄物、原発の問題を残したくない。」とおっしゃっておられたのがとても印象的でした。

また、石丸さんのお話の中で「佐賀県の鳥栖などに福島から移住してきた人から聞いたのですが、福島を流れる阿武隈川に夜どんどん車が向かっていて一体何を しているのかと思ったら除染作業で出た大量の汚染土を阿武隈川に捨てている。それを見て、その阿武隈川の水を飲まないといけない生活はもうできないとゾッ として、それまで放射能は怖くないなんて思っていましたが福島には居られないと思い移住してきた。という話を聞きました。」と言われていました。

また、「福島では津波から逃げていく時にどんどん車に人が轢かれていた。まるで地獄だった。そういう事で怪我をした人達も結局原発事故が起こったから救助 にも行けなかった。」「放射能があるから救助に行けない。その地域を遠くから眺めるとカラスが遺体をついばんでいた。原発のせいでこんな事になっているの を報道は伝えない。」と福島からの避難者の方に直接聞いたらしいです。

「マスコミは本当の事を伝えていません。大丈夫、安全という事ばかり。国の言うことを信じていたら殺されます。今まだ命としてこの世に生まれていない命も絶対に原発なんてやめてくれと叫んでいると思います。」ともおっしゃっていました。

「皆さんが色々な形で、今声を上げて行動して、原発は嫌だ!と言わないと、また原発が今3機動いているのが、3,2,1、ゼロとなるところが、また再稼働 して3,4,5,6と増えてしまうかもしれない。今は原発をなくす最後のチャンスだと思います。皆さん、自分のできる事で、声を上げてください。行動して ください。原発反対って特別なものじゃないんです。隣のばあちゃん、旦那さん、子供さん、友達、近所の仲間、身近な人に伝えて、広げてください。玄海1号 機は究極の爆発の可能性がある世界一危険な原発です。爆発したら福島どころじゃありません。絶対に再稼働なんてするなと声をあげてください。」とおっ しゃっていました。

「様々な脱原発活動を色々な人が一気にしていくことが大切です。その中の一つ、具体的なアクションとして、電話やFAXで抗議をするのは効果があります。 特別な勉強なんかしなくていいんです。ただ、原発はやめてくれ!これ以上、放射能汚染をしないでくれという皆さんの思いを伝えてください。」と言われてい ました。


2012.2.1 福岡県宗像市

 1日に行った「風ふくおかの会〜政治市民ネットワークむなかた」の感想の一部を紹介します。↓↓
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●本当にお話を聞くことが出来て良かったです 原発は「お皿の上に人の命をのせて食べている」そんな電気です。と言われ、まさにその通りと思いました。そんな電気は要らないと言ってゆきましよう。
 
●今日は石丸さん座談会をセッティングして下さってありがとうございました。参加して本当に良かったです。遠路はるばるお越し下さった石丸さんに感謝です。
前線で戦っておられる石丸さんのお話はとても迫力がありました。佐賀弁で話されるぶっちゃけ話も面白かったです(^^)。

●お話の中で、「シーベルトとか何とか細かい知識を詳しく知っておく必要は無い。『お金よりも命』というブレない軸をもって、『たくさんの命を犠牲にしないと成り立たない原発も、そうやって出来た電気も要らない』ということを訴えるだけでいい」「敗訴は想定内、勝ち負けよりも、声を上げることが大切」ということが、6日のお役人さんとの「給食問題」会談のことが気になっていた私には特に印象に残りました。
「そっかぁ!知識で武装して相手を論破しようなんて構えなくていいんだ。論破することではなく、普通の市民、子を持つ母親として、子ども達が選択の余地なく毎日食べる給食の食材が安全かどうかが気になる、放射能感受性の高い子ども達の未来を内部被曝で損なうこを、極力避ける努力をしたい、一緒に子ども達を守って欲しいと訴えて行こう」と思いました。