【「目の前に原発が見える」「自分たちの島は自分たちで守るしかない!」~原発30キロ圏の壱岐島に行ってきました!】

古代より大陸と日本列島の架け橋となり、歴史と自然を体で感じられる島、壱岐島。
唐津港から1時間40分、玄海原発反対からつ事務所の仲間とともに行ってきました。
壱岐では島の真ん中を玄海原発30キロの線が横切っています。
原発事故が起きたら30キロ圏の南側の島民は、北側に逃げる計画になっています。
でも、北風が吹いたら、30キロ線のところに壁があるわけでもなく!
全島が被ばくする可能性があります...
でも、海は時化てたら船は出ないし、全島民27000人がいっせいに避難するだけの船もありません。

人のご縁で、地元の人達、防災士会のみなさんと座談会を3か所でもてました。
お話を伺いながら、私たちの知っている情報をパワーポイントでお伝えしました。
また、あいた時間でチラシポスティングも行いました。

「目の前に原発が見える。反対だ」
「事故になったら、風次第だ。島だから、逃げ場はない」
「みんな反対と思ってる。しかし、なかなか声に出していえない。一人ひとりがまずは本当のこと知ることからだ」
「本当のことを知りたい、なんとかしたいと思って今日は座談会に来させてもらった」
「知らないことばかりだった。今度、あの人とあの人に話してみる!」
「安定ヨウ素剤の現物を見て、ショックだった。なんで事前に配布されないのだろうか?市民が持つにはどうしたらいいのか?」
「今度の避難訓練をしっかり見て、問題点を市にどんどん聞いていきたい」
「原発問題を何も言わない議員は腐ってる!」
「自分たちの島は自分たちで守るしかない!」
「私たち防災士の役割は災害の根源を止めること!」
たくさんの声を聞きました。

 

さらに小さな離島、原島にある、完成したばかりの“シェルター”=屋内退避施設も、チーム防人&防災士会の中山さんに船を出してもらって、見学に行ってきました。
小学校分校に突然あらわれたコンクリートの新しい建物。
まわりが放射能で汚染する中、ここに何日こもることになるのでしょうか?
交付金=国民の血税でつくられた施設ですが、談合疑惑もあったそうです。
ちょうど内閣府と長崎県の役人が視察に来ていましたが、この人達は、これで島民の命が守れると自信もって言えるのでしょうか。

壱岐島で、同じ危機感を持つ人たちと出会えたことが、何よりの収穫でした。
今後の行動にしっかりつなげていきます!
壱岐でお世話にみなさん、ありがとうございました。


<壱岐市原子力防災のしおり>より↓


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2018年11月 ポスティングチラシ・壱岐
壱岐チラシ●.pdf
PDFファイル 524.8 KB