【福岡からも再稼働不同意を求めて佐賀県知事へ続々要請!】

【福岡からも再稼働不同意を求めて佐賀県知事へ続々要請!】
再稼働同意しないで!と、連日、各地各団体から山口祥義知事への要請行動が取り組まれています。
以下、7日に要請した裁判の会の福岡メンバーを中心につくる「今を生きる会」の報告です。 ***********************************
7日、福岡の「今を生きる会」から参加者17名で佐賀県知事と佐賀県議会議長宛てに要請書提出しました。 知事宛には文書による質問状も提出し、28日を期限に文書で回答と伝えています。
福岡市は原発事故に関して説明会も無いままで、被害だけを被るのはあまりに理不尽すぎると訴えてきました。
このところ各地から連日、多くの団体がそれぞれにアポを取って提出+面談していますので皮肉にも新エネルギー産業課の担当者はいつものように誠意も感じられない様子に加えて場馴れした対応で淡々と…そんな感じで怒りが湧き上がりました。
これからもこの要請書提出などあらゆる手段で再稼働を遅らせるための作戦も踏ん張り時だと感じています。 兎に角、カネも権力も無い我々にとって最後まで体力勝負の人海戦術だと感じています。

■要請書

【要請書】 

再稼働に同意しないでください 

原発で事故を起こせば、福岡県民の命と暮らし、自然が破壊されます 

2017 年 4 月 7 日 

佐賀県知事 山口祥義様 

  今を生きる会                        

共同世話人 左近明子 大津 啓 吉良文江

大澤ますみ 小林榮子        

 

 

 福岡は一年のうちで三分の一は偏西風が吹いています。

玄海原発で万が一の事故が起きたら、偏西風に乗って放射能の被害は台風の進路のように全国を駆け巡ります。

 福岡県民 510 万人、福岡市民 156 万人に対して、説明会は糸島市で 1 回開催されただけです。福岡市民には一度も開催されていません。何の説明もないまま、そして何の発言権も無いまま、一方的に被害だけを受けるなんて私たちは納得できません。

 しかし私たちの命の危険性は岸本英雄玄海町長と山口祥義佐賀県知事のたった二人の手の中に委ねられています。今日はこの理不尽さに納得できず、直接訴えに来ました。 

 

 東京電力福島第一原発事故はまだ原因究明はおろか、溶け落ちたデブリの状態も分からない、まさに人類が誰も経験したことの無い未曾有の原発事故の真っ最中です。

福島第一原発事故の原因究明や収束の見込みがないなか、いかなる理由があろうとも、再稼働など断じて許すことはできません。福島の取り返しのつかない甚大な犠牲を無駄にするのでしょうか。 

 

 こうしたなか、福島原発事故の復興の最高責任者であるはずの今村雅弘復興相(佐賀県出身の衆議院議員)は、4 月 4 日の記者会見で「自主避難者帰還は本人の責任、判断だ」と述べ、記者の質問に激高して記者会見場から一方的に席を立ちました。各地に自主避難した人たちから「はらわたが煮えくりかえる気持ちだ」との怒りと抗議の声が寄せられています。

 自主避難者をめぐって 3 月には前橋地裁で、国と東京電力の賠償責任を認める判決が出たばかりです。今村発言は、まさにこれが国の姿勢を象徴しているのではないでしょうか。国は、2011 年 3 月から苦しんで泣いている人々をどこまで侮辱するのですか。 

 

 福島からの避難移住の友人が“ふるさと”の歌が歌えない。 “水は清きふるさと…”余りに哀しすぎて歌えないと泣いています。本当にどれだけの人が涙を堪えて苦しんでいるのか、子どもたちの希望も将来の夢も壊そうとしているのです。 

 

 岸本町長は早々と 3 月 7 日に同意表明、あとは山口知事の決断にかかっています。 知事は「住民の理解が得られたら再稼働はやむを得えない」と発言されていますが、原発の過酷事故が起きた時の被害地元の住民は佐賀県民だけではありません。福岡県民のみならず、日本中、ひいては世界中すべての命を奪われかねません。

 万が一の事故が起きた時は、山口知事は、どういった責任をとるおつもりでしょうか。知事自身がご自分の子どもや孫にどう説明されるのでしょうか。 

 

 どうぞ静かにお考えになってください。

地球上の声なき声に耳を澄ませて聴いてください。

そして、きらきら輝く子どもの眼を見て分りやすく説明してください。

それが再稼働に同意権限を持っている佐賀県知事の責務です。私たちは故郷を奪われたくありません。

地域のコミュニティも壊されたくありません。

九州の豊かな自然も第一次産業も“いのち”の源です。

住民の意見、不安にしっかりと耳を傾け、自然の声をそばだててください。 

 

【要請事項】

原発事故のリスクは消えません。事故が起きれば福岡県民 510 万人の命と暮らし、自然を破壊します。再稼働に同意しないでください。 

 

                                           

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2017年4月7日 佐賀県知事宛 要請書/今を生きる会
【要請書】再稼働に同意しないでください 
原発で事故を起こせば、福岡県民の命と暮らし、自然が破壊されます
2017.4.7.要請書佐賀県知事山口祥義様【最終版】.pdf
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2017年4月7日 佐賀県議会宛 要請書/今を生きる会
2017.4.7.佐賀県議会議長宛て要請書【最終版】.pdf
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■質問書

佐賀県知事 山口祥義様への質問状 

 

【質問書】

※私たち福岡県民は山口佐賀県知事に対し選挙で一票も投じておりません。しかし、玄海原発で事故が起きれば、風向きによっては否応なしに被害だけ受けます。  よって下記の質問に具体的に答えてください。                           

 

今を生きる会                        

共同世話人 左近明子 大津 啓 吉良文江

                         大澤ますみ 小林榮子   

 

 

1. 人類が誕生して何年程になるでしょうか?それに対して、人類が原子力発電を始めたのは何年程でしょうか?長い人類の歴史の中で、この短い時間で、人類が地球の自然環境に対して大きな影響を与え、自らも生存の危機に傾いてきているのを自覚されていますか?

 

2. 人類の歴史は、差別とのたたかいであったとも考えられます。男女差別・貧富の差別・地域差別・ 障がい者差別など多々あります。その中で、新しく放射能差別が起きようとしています。福島からの避難者への差別・放射能労働に関わらざるを得ない人への健康差別・遺伝子が傷つくことに付随しての未来までの命への差別。差別に対してどのように対処されようとしておられますか?

 

3. 使用済み核燃料の10万年保管について、国は事業者がやると言っていますし、事業者は国がやると言っています。つまり、どちらも自分は責任は持たないということを言っている訳です。県としては、いつも国がと言っていますが、やはり、国が責任を持つべきとの答えですか?

反対しない場合に、県知事には何の責任もないと言い切れますか?

 

4. 玄海原発で一旦事故が起きれば、佐賀県のみならず福岡県・長崎県にも大きな影響を与えます。知事が再稼働に反対を示さなければ、再稼働されます。佐賀県民だけでなく、福岡や長崎の住民も、強い危機感を持ち佐賀県知事の言動に注目しています。福岡の住民の多くはメリットがなく、 放射能の被害だけは甚大なものになることが予想できるので原子力発電に反対の声が多いです。 それなのに今まで知事は、再稼働止む無しの言動でした。それは、分かりやすく言うとどうしてなのですか?教えてください。

再稼働反対の場合は、お答えはいりません。

 

5. 佐賀県での説明会では、ほとんどの住民が強い反対の考えを表明しました。このことをどう受け止めておられますか?来週には臨時県議会を開催されるそうですが、再稼働ありきでならないようにお願いします。GM21 ミーティングの議事録に寄ると、首長さんは、よく学んでおられると安心した方もいらっしゃって、心強く思いました。県議会の議員さんは、原子力発電について十分に理解されておられると考えておられますか。議員さんのことを良く存じていませんので、経済のことを一番に考えておられるのではないかと危惧しています。

経済は命なくして成り立たないものであります。放射能は、命の問題だと捉えておられますか?

 

6. 昨年2016年に、福岡県も含めて避難計画を基に避難訓練がありました。しかし、避難をしなければならい事態に陥りたくありません。しかし、原子力規制委員会の田中氏も原発の稼働に対して、「規制基準には適合しているが安全とは申し上げない」「住民がどう判断するか、我々は関知しない。」と言っています。つまり、住民の判断に任せる。責任は取らないという風に受け取りました。安全は保障しないとも言っている訳です。
実際に避難しなければならないことがありうるのです。

私は、佐賀が大好きです。佐賀に帰ってくると、いつもの穏やかな山並・豊かな田園風景・美しい海に癒されます。避難をするということは、放射能に汚されるということです。 再稼働しても絶対安全であり、何かあれば、自分が責任を持つと言っていただけますか?

経済のためという答えでごまかさないでください。

 

7. 避難訓練は破たんしていることがはっきりしています。離島での避難・災害弱者避難・避難の連絡方法・避難するということは放射能を浴びるということ・避難経路は保障されていないこと・ 戻って来れる保証がないこと・戻って来れたとしても、元の状態にはならないこと・食料や飲料水や寝具や衣服などなど沢山の物がまだ整備されていないこと・超最低限の備えであるはずの安定ヨウ素剤さえ行き渡っていないこと…

素人の私でさえ、避難訓練を見せていただいたとき、規模や時間の感覚や方法など、その実態に呆然としました。その破たんを言葉だけで繕わないでください。

どこが破たんしていると自覚されているか教えてください。

 

8. 知事は福島に視察に行かれました。住民の嘆きや悲しみがどうみえましたか?ただ、行政や事業者の説明だけの視察ではなかったと思います。私は残念ながら福島に行ったことがありません。 しかし、人々の話を聞き、映像を見て、福島の事故を想像しました。故郷への思いを強く残して避難した人・激しい労働の末に先祖から残された大地の上の恐ろしい放射能が詰め込まれたフレコンバッグの山・無人のゴーストタウンと言って言い過ぎではない町・・・数えればきりがありません。自殺者が次々と出たのは、ただ弱かったからですか?避難者がまだ何万人もいることをどう捉えておられますか?玄海原発は安全だから、決してこのようにならないと思って帰県されたのでしょうか?想定外の色々な事象がこれからも起こりうるのであり、私達の福岡も福島となりうるのだということ。第2の安全神話になる可能性についてどう考えられますか?

 

9. 福島では、4月1日から、帰還困難区域を除いて避難が解除され帰還しなければならなくなりました。しかし、16%しか帰還を希望していないそうです。それは、年間20㏜以下という本来ならば安全管理区域並みの放射能の場所に住民が帰らなくてはならないのもその一因です。チェルノブイリでは、この放射能のレベルでは、帰ることができませんでした。それでも体を壊した人が沢山います。中には不安の中にも、健康をある程度保っている人もいるでしょう。その強い人に基準を合わせるのですか?放射能に弱い人・赤ちゃん・子どものことを考えないということですか?今の命・未来の命にどう向かい、どう応えられるのですか?

 

10、福島だけの問題でなく、地球規模で放射能汚染は広がっています。これ以上放射能の汚染を広げたくありません。しかし、玄海原発では事故が起きていないときも、原発から放射能が漏れていました。これ以上少しでも放射能汚染を増やさないために佐賀県から動いてくださる気持ちは持っておられますか?以前、知事は「玄海原発は、すでに在るもの。」と言われました。しかし、今知事として「要らない。動かさない。経済の問題よりも命の問題」と発言されることも可能です。 勇気を持って、未来の命のために決断してくださいますか?

 

11、いつも思います。聡明であられる知事なのに、知事なら考えたら分かることなのに原発は危ない、再稼働させるべきでないと。しかし、「再稼働は仕方がない。」と発言されるのは、経済界の人たちが怖いからなのですか?人質を取られでもしているのですか?自分の代で佐賀県の経済が落ち込んだと評価されるのが嫌なのですか?防衛のために必要なのですか?私には分かりません。しかし、将来「遅かったが、何とかここで佐賀は原発からさよならをしたのだ。」「この悲惨な放射能のゴミの量がここで何とかストップしたのだ。」「放射能にこれ以上汚染されるのを佐賀県知事は止めたのだ。」と未来の子孫も理解してくれると思いませんか?

 

12、佐賀県だけでなく、福岡県・長崎県などその他の住民の不安な気持ちにどう寄り添ってくれますか?佐賀県の説明会は、国や事業者の新安全神話を聴かされることが中心だったそうですね。 しかし、私達は、国や事業者からその説明会さえも受けることができずに、説明会を開催してくれるように福岡県や福岡市に要請や請願をしています。しかも、避難計画では、原発からの距離は飯舘村とほぼ同じ距離の場所もあります。また、玄海原発の九電のために糸島市の約13,500人 の避難者受け入れをすることになっています。福島の例をみれば、自分たちが逃げなければならない距離なのです。人は助けたい、しかし、自分たちも逃げなくてはならない。その矛盾を抱える福岡の住民のことをどう考えますか?

 

13、原発労働は、採掘から廃炉や事故収束作業にも、放射能被ばくがあります。現在の福島原発で、毎日何人の作業員が、どんな作業をしているのか、それがいつまで続くのか教えてください。

今やめなければ、それは、もっと続くことになるのです。

 

14、玄海原発で事故が起きても、4.5 テラベクレルだというのは、どんな根拠で出した数字なのですか?また、4.5テラベクレル出る状況とはどんな状況なのか教えてください。そのときに出る放射性物質での健康被害はどれくらいなのですか?

 

15、山口知事が発言されたように、確かに「玄海原発は、すでにあります。」しかし、再稼働しないで廃炉にしていくことと、再稼働をして宿題を後回しにすることとの間には大きな差がありま す。「今、宿題を片づける人になっていただく方になって欲しい。」という私達の願いに山口県知事は応えてくださいませんか?

 

16、玄海で事故が起きた場合、山口佐賀県知事の福岡県民に対する責任の所在を明確にお示しください。

 

17、玄海原発で事故が起きた場合、被ばくは避けられない事になっていますが、ご自身の子や孫に説明されましたか?被ばくの理解は得られましたか?

 

18、風は佐賀にだけ吹いて、福岡方向は吹かないということですか?

 

19、事故時唐津の避難者が福岡県糸島の道路を通過することはありますか? 

 

 

※すべての質問に 4 月 28 日までに文書にてお答えください。 

 

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2017年4月7日 佐賀県知事宛 質問状/今を生きる会
【最終版】4月7日佐賀県知事山口祥義様への質問状.pdf
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