【原子力規制委員会による玄海原発現地調査にNO!】

本日午前、原子力規制委員会は玄海原発3・4号機再稼働のための現地調査を行いました。
再稼働が突きつけられている中、黙って見過ごすわけにはいかないと、緊急に団体・個人に呼びかけ、市民約30人が玄海発電所ゲート前に朝7時半から集まりました。

ゲートのすぐ前の歩道の上にはコーンが立てられ、九電職員と民間の警備員が私達よりも多いぐらいの人数で警戒にあたっていました。
「通行人の邪魔になるから、向こうでやってくれ!」九電社員の現場リーダーは言ってきましたが、そのような指示を出す権限は九電にはありません。

 

私達は通勤してくる労働者の邪魔にならないように気を付けながらゲートのすぐ前の公道で行動を続け、代わる代わるマイクを持ちました。

「私達の行動を過剰に規制するのではなく、危険な原発を監視すべきだ」
「福島原発事故は終わっていない!」
「規制トップ自らが『安全とは言わない」原発。事故前提の緩すぎる審査基準の下での再稼働などあってはならない!」
「核のごみをこれ以上、未来の世代に押し付けるな!」
「加害者が『避難計画を支援します』ってどういうことか?」
「九電の免震重要棟建設放棄も、規制委は九電の約束違反を追認。原子力推進委員会だ!」

「職員のみなさん、事故が起きたらあなた達が最前線に立たされる。あなたちの中からも声をあげて、再生可能エネルギーへの転換を、ぜひ進めてくれ」
更田規制委員長代理らがいつ入構したのかは結局分からなかったのですが、警備の方や発電所に入って行く労働者に対しても語り掛けるように、9時頃まで、抗議の声を上げ続けました。

 

規制委は現地調査後、9月中にも「審査書案」(合格証)を出そうとしています。地元同意も焦点になってきます。

こうした動きに先手を打って、再稼働に「待った」をかけていく必要があります。
今日は現場中の「現場」での緊急行動でしたが、毎日が、それぞれの持ち場での、原発を止めるための「現場」です。

一人ひとりの行動が首長の姿勢を変え、裁判官の良心をも引き出すことになります。
ぜひ、自分達にできる行動を続けていきましょう!


※写真2 市民に規制をかけてくる九電社員
   3 ゲート前でリレーアピールを続ける
   4 対岸の串崎から目の前に見える3号機(手前)と4号機

 


■報道

◆朝日新聞