『12.2反プルサーマル集会2014〜避難計画で私達の命は守れるのか』、無事終了しました。

『12.2反プルサーマル集会2014〜避難計画で私達の命は守れるのか』、無事終了しました。


鹿児島、熊本、大分、長崎、高知、大阪、福岡、佐賀の各地、そして、地元玄海町と唐津からも仲間が、12.2この日に玄海原発と唐津に結集しました!

まず玄海町役場にて、玄海町長あての要請書を提出。総務課長らが対応。参加者から口々に「住民の命をちゃんと守ってくれ」と訴えました。

担当の女性職員が「福島に視察に行ったし、役場でも勉強会を10回ほどやってきた」というので、

「で、何を学んだのですか?」というと

「今は覚えていないが...」との答えに、参加者一同あ然。

「私は生まれた頃から原発が身近にあるから、安全だと思ってきている」と。

福島事故が起きてもなお、この認識。そう暗示をかけなければ、この町の職員としてはやっていけないのだろうと思いました。

これまで住民に聞き取ってきた感触では、少なくない住民が怖いと思っている、だけど、なかなかそれを口に出しては言えない社会環境におかれていると思いました。

変わってほしいと私達の思いをまっすぐ伝えていきつつ、犠牲をおしつけられた地域の外にいる者ができることを、考え、行動していかねばなりません。

なお、総務課長は一昨年まで佐賀県消防防災課にいた方です。国や県の意向に逆らえないような仕組みができあがっているのです。


玄海原子力発電所エネルギーパークで九州電力社長あての要請書を提出。館内には部屋があるのに、去年は「要請書は館内で受け取れない」と、寒空の下でのやりとりでした。今年のアポ取りの時もはじめは「室外で」というので、「一般常識として、室内で対応してくれないか」ときつく要請。当日、「社内で検討しましたので、今回は部屋でどうぞ」と誇らしげに言われました。やっと普通の対応をしてくれただけのことです。

ここでも、参加者からの訴えにのらりくらりと「規制基準に沿って、○×△の安全対策をやっています」と。あまりに教科書通りにいうので、ため息が出てしまいます。慎重・反対の立場の専門家の意見、市民の意見を真摯に聞いてくれと訴えました。

佐賀県知事(職務代理者)宛には3日にFAXを送りました。


午後、唐津市で開いた集会ではまず、玄海MOX判決へ向けて、裁判補佐人、小山英之・美浜の会代表からポイントをお話いただきました。

争点は「MOX燃料の危険性、使用済核燃料の管理問題、情報公開」の3つ。差し迫る高浜、伊方、玄海などプルサーマル炉の再稼働阻止、国策たる核燃料サイクルの中止へ向けて、この裁判の意義についての広報活動を強めていきます。来年3月20日11時、佐賀地裁にて、MOX裁判、判決!ご注目ください。

集会の後半は今年重視して取り組んできた佐賀県の原発避難計画の問題点をおさらいしつつ、最近取り組み始めた「避難所が災害危険区域にあるのは違法」問題についての最新報告などをみんなで共有しました。関西や鹿児島、水俣での地道な取り組みを紹介してもらいながら、原発地元をはじめ各地で避難計画問題を追及する取組をさらに連携して手分けしながら強めていこうと確認しあいました。


総選挙告示日となった12月2日、玄海から唐津に移動中に、“やらせ”元知事候補の事務所の前を通りかかってしまいましたが、私達の命のかかった原発再稼働は大きな争点のはずです。この問題を曖昧にせず、真正面から訴えてほしいものです。


2009年12月2日に玄海原発3号機で始められた日本初のプルサーマル。

私達はこの日を忘れず、

プルサーマルをやめさせる、再稼働をさせない、すべての原発をなくす、

その日まで、行動をし続けます。

私たちは、生きとし生けるものが安心して暮らせる大自然を守りたい、ただそれだけです。

原発は要りません!

要請書Wodファイル

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★20141202プルサーマル第5回要請書.docx
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避難所「危険区域」問題に関する資料(当日資料)Wordファイル

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