火山噴火は予知できない!玄海・川内原発をただちに廃炉に!」九州電力本店に緊急要請してきました!

 川内原発に続き、国と九州電力に再稼働を狙われている佐賀県・玄海原発~来年3月20日にMOX燃料差し止め裁判の判決を迎え勝利を目指す~『玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会』より、10月2日緊急要請書を提出しました。(緊急賛同50団体、個人160名にて提出)


 10時30分頃から 九州電力本店(福岡市中央区渡辺通)の1階ロビーに9月30日の「裁判の会」佐賀からの緊急呼び掛けにも拘らず、佐賀・福岡・大分県の3県より30名の皆さんが集合しました。


 突然の御嶽山噴火による痛ましい被害、緊張収まらぬ火山活動に、「噴火の予知は困難、活動期に入った火山列島の日本での原発稼働など、ありえない!」これが、皆さんの共通の思いです。


 九電の対応は、急な会議室は用意できない、1階受付のある玄関ロビーでは恐らく「一般お客様の目があり要請書の読み上げに不適切」の判断でしょう、誰も使用なく居ない「商談コーナー・ルーム」に通されました。3年前には、1階ロビーでの立ちっぱなし対応に椅子のある「商談コーナー」への移動要望をした私たちに対し、頑として拒否された場所です。


 提出者「裁判の会」代表として、石丸初美が、要請書を力強く読み上げました。

対応は、エネルギー広報グループの井上課長、『確かに、…緊急要請書を承りました。適切な部署の責任者へ伝えます』(決して、社長に伝えるとは言わない、いつもの言葉です)『質問事項については、検討しまして、後日、8月27日交渉時質問と合わせ回答をするように努めます』と。


 締め括ろうとする担当者を止めて、一同より質問をしました。


1) 地震予知連絡会、気象庁、火山の噴火予測はできっこないこと。(確認)⇒予測困難だが、巨大噴火は数十年単位で起こらないはずだ。⇔一同、大ブーイング「小さな噴火でも火山灰は危険だ、電源喪失など本当に分かっているのか!」などと。

 

2)菅官房長官の発言は、明らかに失言ですね。(確認)⇒発言の意図、事実を確かめてから回答します。(1週間程度で電話連絡で)


3)川内原発の補正書の提出は?なぜヒアリング要求回答ができない?いつまでにするのか?⇒そもそも9月末は自主回答の目安で、できる範囲からするということなので、明確な期限は無い。10月末までには多分すると思うが。


4)補正書の提出は、あまりにも回答が合格点に程遠いので、規制委の合格させるための追試問題のような指示ではないのか?⇒(無回答)とにかく、検討しているは確かだ。


5)核燃料の安全な搬出など、緊急時にどうしてできるのか?福島第一の移動の困難さを伝え聞き「できない」と素人でも思うが。⇒(無回答)とにかく補正書回答で。


※週明けの一次連絡の上、10月中の二次回答から、次回の九電交渉設定を急ぐことを確認して散会しました。


 ★なお、本要請とは直接関係はありませんが、九電は去る9月24日、「九州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込みの回答保留」を表明して、説明会を開いています。しかし、この中では原発との関連説明を一切避けて、主として太陽光、並びに風力・バイオマス・地熱・水力・揚水発電などの発電力が、事実上、電力の安全供給に影響を及ぼす(邪魔だ)から、当分受け付けないという姿勢に、議論する時間はありませんでしたが、大いなる矛盾との指摘と質問も出ました。


<この火山噴火の原発に与える脅威の事実、何もできない事業者の事実、再稼働など直ちに取り消し、再生可能エネルギー取り組み向上の矛盾>などなどのチラシで市民に周知させるべく活動を各地で!…の声が参加者から上がっています。

要請書

火山噴火は予知できない

玄海・川内原発をただちに廃炉にすることを求める緊急要請書


2014年10月2日

九州電力株式会社

代表取締役社長  瓜生 道明 様

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 代表 石丸初美


 御嶽山の噴火は、多くの方々が命を落とす痛ましい惨事となってしまいました。亡くなられた方に謹んでご冥福をお祈りいたします。一日も早く一人でも多くの方が救出されることを願うばかりです。


 火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は「もともと水蒸気爆発を予知することは難しい。前兆現象を明確に把握することは困難」と述べました。実際は、水蒸気爆発に限らず、以前から指摘されているように、日本中至るところにある火山の噴火予知・予測が困難であることが、今回あらためて浮き彫りになりました。

 今、川内原子力発電所の再稼働が強行されようとしていますが、火山噴火による原発への影響を私達は大変危惧しています。


 菅官房長官は「川内原発は火山があっても、火砕流がそこまで行かないことは明快。全く心配ない」と発言しました。しかし、原子力規制委員会と火山学者が、川内原発付近で火砕流到達の痕跡があることを九電に指摘しており、原発敷地内に火砕流到達の可能性があることを九電自身が認め、規制庁に提出した補正書にはっきり書いているように、これは菅氏の誤認であり妄想です。

 火山噴火による火砕流が原発を襲ったら、全電源喪失となり、格納容器・圧力容器ばかりか、原子炉建屋や免震重要棟まで破壊され、放射能が大量に放出されることが想定されます。サイトに近づくことも困難で、もはや人間の手に負えるものではありません。火山灰が降り積もるだけでも、取水口が詰まって冷却水の取水ができなくなり、メルトダウンすることも想定されます。

 しかし、九州電力と規制委員会は、「巨大噴火の予測に必要なデータも技術もない」(藤井会長)などとする専門家の意見を聞き入れず、巨大噴火の可能性は「十分に小さい」うえに「監視によって前兆を捉えることができる」として、再稼働を強行しようとしているのです。

 御嶽山噴火においては事前に地震があってもGPSに変化がなく噴火情報を出せなかったということが明らかになりました。原発の火山審査ではGPSによる地殻変動の変化を捉えることが巨大噴火予測の前提となっていますが、今回の事態はその可能性に重要な疑問を呈しています。

さらに、巨大噴火への対処として、原子炉の停止だけでなく、核燃料の搬出も必要です。川内原発の使用済み燃料プールには二千体近い燃料がありますが、どこにどうやって運び出すのか。そもそも搬出に間に合うような噴火予測などできるのか。およそ非現実的な話なのです。


 玄海原発についても、火山の影響を過小評価してはなりません。

 九電自身が規制委員会に提出した資料の中にも、将来の活動可能性火山として、阿蘇カルデラや近いところで壱岐火山群等が挙げられています。「火砕流などが敷地に到達することはないと考えられる」としていますが、約9万年前に玄海原発から120キロ離れた阿蘇カルデラの破局的噴火によって噴出した火砕流堆積物が、玄海原発から30キロ付近の伊万里市でも点在した状態で確認されています。しかも、玄海原発周辺の日本海一帯は新しい火山が短期間で発生しやすいエリアだとの専門家の指摘もあるのです。貴社のような楽観的過小評価予測で影響はないと結論づけることは許されません。


 火山噴火は大自然の営みですが、命を傷つける放射能をまき散らす原発事故は人災です。火山帯に立地された川内と玄海の原発の稼働はそもそも認められません。ただちに、廃炉にするしかありません。

 以下、九州電力に対して、緊急に要請と質問をいたします。


【要請事項】

火山の噴火予測ができないこと、噴火予測に基づく核燃料の安全な搬出ができないことを認め、玄海・川内原発の再稼働をただちに止め、廃炉方針を立て一途に邁進すること。

【質問事項】

 昨日の報道によると、川内原発について9月中に提出すべきはずの補正書の提出が、9月30日には1号機の一部しか提出されていません。

  火山モニタリングに関連して核燃料の搬出計画が問題になっていますが、核燃料(炉内核燃料及び使用済核燃料)を具体的にどこに運ぶ計画としたのですか。



※9月10日の川内原発審査書決定後、火山モニタリングに関連する核燃料の搬出計画について、原子力規制庁から九州電力に対して事業者ヒアリングの場において以下の要求がなされています。

・9月11日ヒアリング「原子炉停止計画及び燃料集合体の搬出等の計画について・・・記載可能な項目については、あらかじめ計画として策定すること」

・9月18日ヒアリング「燃料体等の搬出に関する業務フローの内容を説明すること」



賛同団体 

<佐賀県>プルサーマルと佐賀県の100年を考える会 原発いらんばい鳥栖の会

<福岡県>怒髪天を衝く会 さよなら玄海原発の会・久留米 原発八女ん会 バンビの木箱 しあわせのたね 環境共育を考える会 えとう真実とレインボープロジェクト 九州ひまわりプロジェクト 脱原発の日実行委員会福岡 博多湾会議 日本科学者会議福岡支部幹事会 緑の党・九州連絡協議会 風ふくおかの会 次の宗像のつくり方の会 (有)グリーンフィールド ワールドレポートに学ぶ中間の会 (有)有機コーヒー チェルノブイリ友の会 ワールドエコロジーネットワーク 無添加ハウス 郷原やまと言葉研究会 小倉筆禅道の会 九電消費者株主の会 志摩の風 原発知っちょる会 東区から玄海原発の廃炉を考える会 ~子ども・地球・未来を守りたい~親たちの声ネットワーク「未来」  池天平と手づくり政治プロジェクト 緑と環境プロジェクト

<鹿児島県>真宗大谷派淨泉寺  天文館アトムズ

<宮崎県>太陽光・風力発電トラスト

<愛媛県>MOX反対伊方の会

<大分県>ハハパレード月イチ実行委員会  明日のいのちを考える会

<長崎県>19日佐世保市民の会

<兵庫県>原発やめよう&つながろう/関西.マダム会議

<大阪府>美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会  オールターナティブズ

<京都府>原発いらないコドモデモ      

<静岡県>しずおかハートnet  原発震災を防ぐ風下の会

<神奈川>さよなら原発★ちがさき      

<東京都>プラント技術者の会 原子力規制を監視する市民の会 福島老朽原発を考える会 FoeJapan

<千葉県>習志野市ちいさな風の会

<埼玉県>東京電力と共に脱原発をめざす会     <福島県>風下の会 福島      (51団体)


賛同個人 

<佐賀県>牧瀬昭子 牧瀬俊春 阪本登 塩山正孝 永瀬正枝 小山みどり 小山道子 島内英世 松隈俊久 松隈千恵美 松隈孝志

<福岡県>堤静雄 堤久子 堤朋子 田中歩 地頭所美江 地頭所竜也 田中佐千子 田中宏和 田中奈緒 田中ののか 溝田多佳子 溝田巌 溝田淳子 溝田悦章 溝田このみ 津留孝文 津留美幸 津留真奈美 津留美咲 津留将之

左近明子 江藤真実 高原由美 村上さとこ 大野廣美 宇田純子 小林栄子 小林正明 古屋愛子 鈴木浩行 脇義重 荒木龍昇 上津原大史 上西創造 青野雄太 井上裕子 萬野里香 兼崎暉 牧忠孝 牧洋子 小林孝行 小林洋子 荒川佳代美 園田優子 園田麻利子 光延ともたか 岩本健一 川島美由紀 森あや子 山下博 原島佳子 小栁順子 田村由美 廣松香奈美 井上久子 中尾綾子 中尾昭人 中尾孝志郎 吉良文江 藤田ふみ

<鹿児島県>井ノ上利恵 井ノ上喜美子 鈴木能成 藤島正道 Waragai Tsuneko

<宮崎県>松原学 中川修治 黒木和也   <熊本県>永瀬ひろみ 田尻幸子   <長崎県>歌野礼 森崎竜一         

<大分県>安部日出男 阿南祐子      <愛媛県>阿部純子            <山口県>大谷正穂

<広島県>さとうしゅういち           <兵庫県>石堂太郎、八木和美

<大阪府>判田明夫 三ツ林安治 中村薫 長澤民衣 糸賀孝子

<京都府>宇野朗子 北村健太郎       <三重県>橋爪由起子

<神奈川県>岩田深雪 草山義博 澤博 鈴木奈々恵 赤石玲子 岡本博守 岡本信子 斉藤勝美 斉藤由希 鈴木節子 武田俊司 武田里恵子 武田実和 武田泰樹 太刀川泰生 中瀬寛一 永田恵子 西山節子 林多恵子 齋藤八重

<東京都>清重伸之 永瀬淳夫 小山真澄 小山壱也 栗原朋子 廣岡彩 柴田美根子 小野友妃

<埼玉県>大冨みゆき 唐﨑修治       <福島県>橋本あき

<全国>杉上たかこ 神道一也 山下悟 大隅篤子 進藤真世美 笹沼利行 金信明 多々納眞弓 佐野晴起 高祖日下律子 伴野克己 青木一男 平野栄子 小川眞弓 荒木正子 Kazumi Yagi Mitsuko Hoshino Yuga Tetsura


玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

(連絡先) 佐賀市伊勢町2-14  TEL:0952-37-9212  FAX:0952-37-9213

E-mail:saiban.jimukyoku@gmail.com  http://saga-genkai.jimdo.com/


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