3.11佐賀 脱原発要請行動報告

犠牲者に祈りを。

仲間とともに誓いを。

権力者どもに怒りを。

 

2014年3月11日。あの日から3年。

東京電力福島原発事故はいまだに収束せず、放射能をばらまき続け、子ども達の甲状腺がんは増え続ける−−

「原子力緊急事態宣言」が今なお発令中の今年の3.11、佐賀県庁正門前には、脱原発を願う市民30人が集まりました。

14時46分、一同黙祷。

被災した福島や東日本のみなさんの悲しみや悔しさに少しでも寄り添えるようにと願いつつ。

また、全国、全世界の同じ想いの仲間とのつながりを感じつつ。

そして、県庁1階ロビーへ移動して、玄海原発裁判の会他、5つの団体が古川康・佐賀県知事あてに玄海原発再稼働を認めないよう求めて、それぞれ要請書提出しました。

日頃、それぞれのスタンスの活動をしていますが、想いは1つということで、同じ場で歩調をあわせての行動となりました。

 

裁判の会からは「大事故を前提とした再稼働を国任せにしていいはずがない!福島から何も学ばない避難計画など『被曝計画』!古川知事も、国や東京電力と同じように、県民を見捨てるつもりか?」と指摘したうえで、玄海再稼働を認めないこと、県民の声を真摯に受け止め直接対話の場を設けることなどを要請しました。

 

今回の要請の場の設定にあたり、佐賀県は「要請書を提出に来るのは10人以下にしろ。なんなら、各団体バラバラに来たらいい」などと、威圧的な態度をとっていましたが、そんなことは不当な要求ははねのけ、県民の声をみんなで届けにきました。

今日初めてこういう県の対応を目の当たりにされる市民もいて、みなさん当然ながら頭にきました。

「立ちっぱなしでなく、県民との座っての話し合いに応じてくれ」(県民)

「そういう約束はしていない。受け取るだけという約束だ」(県職員)

という、いつものやりとりに。話し合いの場を、部屋をとって、用意すればすむ話です。

佐賀県庁以外では、社会の一般常識です。

県はいつもこんな態度で、そのたびに頭にきていますが、せめて「3.11」の日ぐらい、「被災者・被災地への思い」ぐらいは県職員とも共有できるような雰囲気で、厳かに要請書を提出し、言葉を交わしたかったのですが、そうもならず、本当に腹立たしいというか、情けない話です。

 

チカラを貸してください!

権力者とそこに群がる原子力ムラ人、政治屋どもは“核兵器”オプションとカネのために、何がなんでも原発推進です。

命を蔑ろにするこういう輩が支配するシステムを打ち壊さなければ、脱原発は実現できません。

 

まずは、立地地域、立地県で、再稼働容認の動きを阻止しましょう。

日曜日の集会やデモも、仲間同士の激励の場として重要ですし、私もそういう場は大好きですが、権力者はそんなことに関係なく、平日に様々な談合を行い、決定をくだします。

特に権限のある佐賀県知事を包囲していくために、佐賀県議会、市町村、地域団体・住民等へのロビー活動を行っていかなければなりません。

腹くくって行動に立ち上がる人を増やしていきましょう。

今週中にも規制委員会は「優先審査」原発を決めます。1つでも再稼働されてしまったら、あっという間に、他の原発も再稼働されてしまうかもしれない。

だから、今が本当に正念場です。

みなさん、権限を握る佐賀県知事のいる佐賀県庁にも来てください。再稼働を容認している古川知事の決定により、みなさんは被曝させられるかもしれないので、今から物申す権利があるのです。

佐賀の動きをさらに発信していきますので、どうか、チカラを貸してください!

 

子ども達の犠牲を絶対許さない。

福島の犠牲を心に刻んで、原発再稼働をみんなのチカラで止める。

仲間とともに誓いあい、ともに怒り、ともに行動を!

あれから3年の“3.11”の日に。

 

3.11 要請書

大事故を前提とした再稼働を国任せにしていいはずがありません!
玄海原発再稼働を容認しないでください
 

佐賀県知事 古川 康 様

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
代表 石丸初美
プルサーマルと佐賀県の100年を考える会
共同世話人 野中宏樹

東京電力福島第一原発事故から今日で丸3年が経ちました。

今日も日本中で多くの人達が、原発事故によって仮設住宅生活や避難生活を余儀なくされています。そして、福島原発の現場では被曝の脅威にさらされて一刻の猶予もならない状況の中、国民の命を守るため収束作業に従事している人達がいることも決して忘れてはなりません。さらに、福島第一原発では、最近も約100 トンの汚染水が漏えいし深刻さを増していますが、誰も責任を取ろうとしていません。
昨年11月18日、佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会では、原子力規制庁の課長補佐が「新基準に適合しているかを判断する。安全ですというと、安全神話になるのでそう言わない。リスクが常にゼロにならないというのを基本にしている。絶対安全な状態になるというのは永久にこない中で、どこまでリスクを減らすことを目指すか」と発言しました。政府も原子力規制委員会も、大事故が起こることを前提に審査しながら、再稼働と防災計画は別のものとして、無責任を決め込んでいます。
古川佐賀県知事においては、玄海原発再稼働について「規制委員会に必要な仕事をしっかりやってほしい」と繰り返すのみ、事故前提の再稼働を国任せにしていいはずがありません。県民の命を第一に守ることが県知事の責任ではないのですか?

ここにきて政府と規制委員会は、夏前の再稼働に向けて準備を加速させています。規制委員会は3月上旬に審査中の原発から1~2基を絞り込み「優先審査」を行うと発表。政府は、あろうことか原発を「重要なベースロード電源」と位置づけるエネルギー基本計画を閣議決定しようとしています。
他方で、原発事故時の避難計画では住民の安全を守ることができないことが、自治体への申し入れ等々で具体的に明らかになっています。事故はいつ起きるかわからないというのに、あらゆる状況の想定は全くされていません。私達は、原発は命や自然が放射能汚染のリスクと常に背中合わせだということを福島の事故から学びました。県民はけっして納得していません。
飯舘村をはじめ、原発から30km圏外の人達は原発事故との因果関係は難しいとの理由で見放されました。SPEEDI の隠蔽で誤った避難誘導を受けたあげく無用な被曝を強いられた住民の怒りはいかばかりでしょうか。家も家畜も故郷も捨てざるを得なかった飯舘村の人は、3年経って、除染も一向に進まないままに国が帰還政策を進める中、「自分の家に帰れと言われなくても、帰るか帰らないかは自分で決める。余計なおせっかいだ」と、国のいい加減さに「俺たちは国にバカにされたんだ。国は見捨てたんだ」と怒りをあらわにしています。
福島から何も学ばない避難計画など「被曝計画」です。古川知事も、国や東京電力と同じように、県民を見捨てるつもりですか?

今日3.11という日に改めて、県民の命と財産を守るべき立場にある古川知事に以下、要請いたします。

① 県民の命と暮らしを守るために、玄海原発の再稼働を認めないこと
② 原発事故の恐ろしさを福島原発事故から学び、また未来の人に決して申し開きの出来ない核のゴミを遺してしまったことを認め、これ以上の核のゴミを増さないため、ただちに原発ゼロへと舵を切るべきです。原発に依存しない政策を原発立地自治体の首長として国に対し強く要請すること
③ 原発は命にかかわることだからと心配し、声をあげている県民の声に真摯に耳を傾け、直接対話の場を設けること
 

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