12・2みんなで歩いた玄海町!要請&ポスティング&集会

12月2日は 第4回反プルサーマルの日

【12・2みんなで歩く玄海町!】でした。

告知はこちら

 

1942年12月2日、世界ではじめてウランの核分裂の持続的な連鎖反応に「成功」。

2009年12月2日、日本初のプルサーマルが玄海原発で運転開始。

私達はこの日を忘れない。

 

★スケジュールは以下のとおりでした。

10時  玄海町役場集合、スタート集会

10時半 玄海町長要請

11時  グループに分かれて戸別訪問

    視察スポット<町民会館、パレア、棚田、玄海園、普恩寺からの眺望etc>

13時~ 値賀公民館再集合 昼食(おにぎり用意)

14時~ 交流集会

15時半~九電社長要請(エネルギーパーク)

 

全体解散(時間のある方はエネルギーパークや次世代パークの見学を)

当日の様子

岸本英雄・玄海町長あて要請・質問書

これまでの戸別訪問で直に聞いてきた住民の声などや、私達の思いをそのまんま書いたのですが、読みあげている初美代表も、聞いている私達も、いろんな思いがこみあげてきました。

ほぼ同じ内容で古川康・佐賀県知事と瓜生道明・九州電力社長にも提出しました。

Wordファイルはこのページの下の方にあります。

 

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2013年12月2日

12・2プルサーマルの日

原子力防災避難計画と再稼働審査の安全性問題に関する要請・質問書

 

玄海町長 岸本英雄 様

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

 代表 石丸初美

プルサーマルと佐賀県の100年を考える会

共同世話人 野中宏樹

 

2009年12月2日、玄海原発3号機で日本初のプルサーマル営業運転が開始されました。

私達は理解も納得もしていません。あれから4年が経つ今日12月2日、私達はこの日を忘れないために、玄海町に集まりました。

2011年3月11日の福島原発事故は、放射能をまきちらし、福島をはじめ東日本の人々や生きものたちの命とくらしを目茶苦茶にしました。今なお、収束の見通しも立たず、地震の影響など原因究明もされないままです。

“核の平和利用”とごまかしてきた原発は、今、地球を滅ぼしかねない正体を見せはじめたのです。

再稼働などとんでもない!

福島の甚大な犠牲から学んで、今こそ、すべての命のために全ての原発を止めなければなりません。核のゴミのツケを未来の世代に、これ以上押しつけてはなりません。

奇しくも1942年12月2日は、シカゴ大学で世界初となる原子炉でのウランの臨界に成功した日でもありました。私達は、この12月2日に、世界中の原発の廃炉へ向けて行動を続けることを、2013年、ここ玄海の地であらためて誓います。

 

私達は、玄海町のみなさんの家を1年かけてまわり、たくさんの声を聞きました。

「原発の事は気にしない、こっちは地震が少なか!大丈夫やろ」

「心配したってしょうがないさ」

「とにかく偉い人の言う通りにしかならん」

「福島の放置された牛の映像を見た。自分も牛を飼っているが、なんとも腹立たしい」

「毎日どうしても目にはいる原発の姿、この環境での日々の生活とは爆弾を抱えて暮らしているようなもの」

「放射能は目に見えん、感じられん。逃げられん、事故があったら金も農地も故郷も失う。何にもならん」

「そりゃあ原発はない方がいいに決まっとる。でもね、生きていくためには仕方んなか。孫達の将来を考えると、やっぱり無いに越したことはない・・の堂々巡り」

「夫は死んでおらん。福岡に息子達がいるが、孫が私を心配している。福岡にゃー行かん、ずっとここにおる。原発に何かあったら住めんごとなる。家は高台にあるから、一直線で放射能が来る。もう命はおしまい 」

話をしてくれた人も、してくれなかった人も、原発をすぐそこに見ながら暮らすみなさんが恐さを一番実感しておられると感じました。

 

「家も仕事も人間関係も、すべて失った。お世話になった九州のみなさんに、同じ目にあってほしくない」

福島から九州に避難して来られた方の言葉です。

町民のみなさんのためにも、事故が起きたら影響を受けるすべての人たちのためにも、そして、これから生まれてくる子ども達のためにも、町長が再稼働に同意せず、原発ゼロのまちへと全国に先駆けて決断されることを強く要請します。

 

今、この日、この地、誰も安全と言い切れない玄海原発が目の前にあります。規制委員会は「基準を満たすかどうかを判断するだけ。絶対安全な状態になるというのは永久にこない」と表明していますが、自治体はすべての住民を放射能から絶対に守らなければなりません。

以下の通り、要請と質問をいたしますので、1か月以内にご回答ください。

 

 

(1)避難訓練について

①(訓練)

ア)11月30日には原子力防災訓練が行われましたが、訓練によって、原発事故時に、すべての住民を放射能被ばくから守れることが確かめられましたか。守れないなら、再稼働させないでください。

イ)実際に事故が起きたら、すべての町民が避難対象となるはずです。全町民の訓練はしないのですか。

 

②(避難計画策定)

ア)避難計画の策定はどこまで進んでいますか。

イ)集落ごとに住民の声を聞く必要があると考えますが、集落ごとに説明会などは開かれましたか。また、住民の声はどのように反映しますか。

ウ)障がい者、要援護者、高齢者など災害弱者について、施設ごと、あるいは一人ひとりの具体的な避難計画はあるのでしょうか。

エ)実効性ある避難計画はいつになったらできますか。

 

③(避難経路)

ア)原発事故は自然災害と複合する原発震災となることが多いと考えますが、津波、道路の冠水、がけ崩れ、積雪、道路の凍結など、集落ごとの検証が必要です。避難路や避難手段の検証は行われましたか。

イ)道路の渋滞が想定されますが、どのように対応されますか。

ウ)避難途中でのスクリーニングはどの地域のどの施設で実施されますか。広い駐車場が必要であり、車体が汚染されている場合の洗浄も欠かせません。その準備は出来ていますか。

 

④(風向と避難判断)

ア)今年の訓練でもSPEEDIは運用するものの、予測を生かしての避難先の変更などは行わなかったとのことですが、いざ事故が起きた時に、どう避難するのですか。

イ)誰が判断し、指示するのですか。

ウ)判断が誤った時の責任は誰がとるのでしょうか。

 

(2)汚染水対策について 

福島原発では深刻な汚染水漏えい・流出が続いており、有効な手立てはないままです。

これまでは(a)止める、(b)冷やす、(c)閉じ込めるという三重の防護でした。新規制基準では、最後の砦として(e)拡散抑制が追加されました。

九州電力は申請書では、放射能拡散抑制対策として、放水砲の配備を書いているだけです。

また、海への放射性物質の放出抑制対策については、具体的に何も書いていません。関西電力は「シルトフェンスを海に張る」、四国電力は「格納容器の周囲に土のうを積む」という、分子レベルのストロンチウムイオンやセシウムイオンなどの流出を防ぎようのない対策を書いていますが、九州電力ではそれさえ書かれてないのです。

 

①このことを知っていましたか。火事の火消しのように放水するだけで、放射能を抑えることができると思いますか。

②福島原発の汚染水対策がない状況では、その教訓を汲み取って対策を立てることもできません。そのような状況で再稼働することは、海を汚染し取り返しのつかないことになってしまいます。再稼働審査は中止して、福島の汚染水対策に集中するように規制委員会に申し入れてください。 

 

(3)九州電力の炉心溶融を前提としたシビアアクシデント対策について 

再稼働審査では、重大事故(シビアアクシデント)対策が審査されています。九州電力の事故シナリオ(一次冷却材配管破断、 ECCS 機能喪失等の場合)では、炉心溶融が起きても炉心に一切注水することなく、溶けるに任せるとしています。そして全溶融燃料が原子炉圧力容器を突き抜けて格納容器下部に落下。格納容器の天井にあるスプレイリングからシャワーのように水をかけて下部キャビティに水を張り、落下する溶融燃料を待ち受け、冷却するというものです。 

 

①このようなメルトダウン、メルトスルーを前提にして、原子炉圧力容器に水を注入しないという事故シナリオを描いていることを知っていますか。

②福島原発事故を教訓とすれば、炉心溶融を前提にしたような再稼働は許されないのではないですか。 

③九州電力の事故シナリオでは、事故後20分で炉心溶融が始まることになっています。5㎞圏内の住民は、炉心溶融が始まれば避難の開始となっていますが、避難できるのでしょうか。事故は何時おきるか解りません。真夜中だったり入浴中だったり学校の授業中だったり、あらゆる生活の中での出来事です。九電から町長への連絡、町から住民への連絡は、どのような時間設定になっていますか?具体的にお答えください。 

 

(4)原発の地震動の過小評価について

九州電力は、地震の規模を示す地震モーメント Mo について、津波評価の場合は「武村の式」を使用し、地震動評価の場合には「入倉の式」を用いて評価しています。「武村の式」で評価すれば、地震モーメント Mo は「入倉の式」の4.7倍も大きくなります。

少なくとも津波評価と同様に、「武村の式」で地震動評価をやり直す必要があります。地震モーメント Mo が4.7倍になれば地震動も4.7倍となります。ストレステストで評価したクリフエッジ(崖っぷち)=基準地震動Ssの1.8倍よりはるかに大きな地震動になります。ストレステストの評価結果と比べれば、原発のほとんど全ての機器が破壊され、使用済み燃料プールの冷却系統も働かないため、大規模な火災が発生して使用済み燃料内の放射能が大気中に放出されます。まさに、福島第一原発事故をはるかに超える過酷事故が発生します。 

 

①規制委員会に対して、津波評価で使用している「武村の式」で地震動評価をやり直し、耐震安全性について早急に検討し直すよう、要請してください。 

(別紙参考資料:市民団体が規制委員会に出した要請書 2013.11.8。ストレステスト結果資料) 

 

(5)プルサーマルについて

福島第一原発3号機はプルサーマルが実施されMOX燃料が燃やされていたので、その爆発時の映像は1号機とは比較にならないくらい大きく衝撃的なものでした。

 

①この検証はなされていますか。

②2005年12月25日に行われたプルサーマル公開討論会において、九州電力による「やらせ・仕込み」が明らかになりました。古川知事と岸本町長はこれをもって、事前了解にゴーサインを出したわけですが、前提条件が崩れ去りました。動かそうとする以前に公開討論会をやりなおすのが当然のことと思います。住民を守る立場として住民への説明会は当然と思いませんか。九電と国へそのように働きかけてもらえますか。

 

 

 以上のように、実効性のある避難計画も確定しておらず、再稼働審査での安全性確認に大きな欠陥があることから、町民と周辺住民の安全性を最優先にして、再稼働を認めないことを要望します。 

ご多用とは存じますが、上記の質問事項につき1か月以内に、文書による回答を求めます。

ダウンロード
玄海町長への要請文
●20131202玄海町長要請.doc
Microsoftワード文書 40.5 KB
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佐賀県知事への要請文
●20131202知事要請.doc
Microsoftワード文書 39.0 KB
ダウンロード
九州電力社長への要請文
●20131202九電要請.doc
Microsoftワード文書 34.0 KB

佐賀県古川知事あて質問・要請書

翌12月3日、古川知事あてには、玄海町長あてと同じ内容の要請・質問書の他に、「県民と真摯に向き合って対話することを求める」という要請・質問書を提出しました。これまでFBでも報告してきたとおり、いつも玄関で立ちっ放しの対応という佐賀県の酷さに対して、文書でもあらためて抗議・要請したところです。

Wordファイルはこのページの下のほうにあります。

 

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2013年12月3日

県民と真摯に向き合って、対話をすることを求める要請・質問書

 

佐賀県知事 古川 康 様

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 代表 石丸初美

プルサーマルと佐賀県の100年を考える会 共同世話人 野中宏樹

 

11月25日、古川康・佐賀県知事宛てに要請・質問書を提出したいと、佐賀県原子力安全対策課に時間調整のための電話をしました。

「要請・質問書を提出したい。あわせて、私達の命にかかわる原発の安全性について、話し合いの場を持ちたいので、部屋をとっていただけないか」と伝えると、担当者からの返事はこうでした。

「話し合いの場には応じられない。提出物を受け取るだけなら応じる。」

以下の通り、要請と質問をいたします。

玄関先で立ったままの受け取るだけではなく、部屋を確保して、話し合いのできる場を持ってください。

拒否されるのなら、どうして拒否されるのか、その理由を文書でお答えください。

また下記の電話のやりとりについて、事実と違うことがあれば、1つ1つ説明してください。この対応は知事が3月議会で答弁された「真摯な対応」と言えますか。

 

(要請する理由)

この2年ほど、同課はずっとこのような頑なな態度です。この日は電話で以下のようなやりとりをしました。

■県「前に約束を破って、時間をオーバーさせたから、話の場はもたないことにしている。」

●会「質問などに、きちんと答えないから、長くなった。答えるのは義務でしょう。」

■県「そういうふうに対処することを、課の中で決めた。」

●会「そういう決定したという文書はあるのか。他の団体にはどうしているのか。」

■県「文書はない。うちの課ではみなそう対応している。前回も、話し合いに応じると約束していないのに、あれこれ言われたが、困る。受け取るだけだから、郵送したらいい。」

●会「そんなことまで言うのか。役所に住民が来て、要望を伝える時は、普通どの自治体も、座って話のできる場所を用意する。そして、直接話をするからこそ、真意が伝わるもの。知事も知事室にたくさんの人を入れて直接話しているではないか。文書読上げた上、話もしたい。」

■県「読上げて、受け取るだけだから5分か10分以内だ。」

●会「なぜ、そんなことも制限するのか。要請書に付随して、何か言うのは常識的行為じゃないか。二言三言発言する。10分から15分はお願いしたい。」

■県「10分までしか認められない。長くやりとりをしたら、集会になってしまう。それに大声あげると、他の来庁者に迷惑だ。」

●会「庁舎放送で音楽が流れてきたりして騒がしいので、大声になるのではないか。だから、部屋を用意してくれと言っている。」

■県「要請に来る人は10人以下にしてくれ。発言は代表者の他に誰がするのか。」

●会「狭い部屋なら、百歩譲って、人数制限も分かるが、県庁のロビーでの受け渡しさえも、人数制限するのか。誰が話すかまで、制限するのか。ちょっと酷すぎないか。」

最後に、以下のようにこちらから伝えました。

●会「こちらは納得しないが、要請読み上げと、それに付随して二言三言は言う。10分でなければ応じないというなら、10分経ったらどうぞお帰りください。県民の話を聞くことを、あなたは拒否したという経緯を参加者にも伝えておく。

県民の声をどうしたら県政に反映できるか、きちんと前向きに考えてください。原発の安全性について、県民と話し合いの場を持つことを、あらためて求める。」

 

以前、「部屋が空いていない」と言われましたが、それもやはり嘘だったのではないかと推察します。

今回の電話だけで38分も話しました。「いかにして県民の意見を遠ざけるか」にばかり時間を費やすのは、無駄なことです。県職員の皆さんには、県民の安全安心につながるような仕事を、誇りを持ってしていただきたいのです。

3月議会の本会議で知事は、私達のような団体に対して「真摯な対応をしている」と言われましたが、上記のようなやりとりのどこが「真摯」でしょうか。知事室前に赤いロープを張っていた時期もありましたが、知事が県民を遠ざけようとする姿勢そのものを正していただけないでしょうか。

私達の願いは、原発は県民の命にかかわる重大な問題なので、知事と直接に話がしたいということです。時間調整がつくまで待ちます。それまでの間、せめて、担当課の方達と、座って話し合いの場をもちたい、ということです。

ダウンロード
20131203佐賀県知事への要請文
●古川よ真摯に向き合え.docx
Microsoftワード文書 21.0 KB

戸別訪問で配布したチラシ

玄海町で住民に配布したチラシです。

「絶対安全な状態は永久にこない」(原子力規制庁)。

そんな原発はもういりません!

私達はふるさとを守りたいだけです

ダウンロード
20131202配布チラシ
●12・2みんなで歩く玄海町当日チラシ.pdf
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